引きこもり・不登校の原因

①発達障害、知的障害、社会性の障害など、発育発達上の問題

②統合失調症、うつ病、双極性障害、気分変調症などの精神疾患

③上記以外の遺伝、環境因子が混在した個々の病態

推計では全国に100万人以上の悩む人がいる

◎厚生労働省が年に1回、学校に関する全国調査をおこなっています。その統計によると、不登校状態になる児童・学童が、毎年10万人程度います。ひきこもりについては全国調査がおこなわれていないため、詳しい人数はわかりませんが、研究者の推定では、数十万~百数十万人の悩む人がいると推計されています。


◎家にひきこもっていても、家族や友達との会話があれば、本人の心の状態は極端には悪化しません。問題なのは、家族とも話さず、外出もせずに自室に閉じこもった生活が続いている場合です。社会との接点がないまま時間がたつと、社会脳の働きが機能低下して、考え方の偏りが著しくなっていきます。本人が他人や社会的コミュニケーションから隔絶されて、現実とのギャップが広がる前に、社会に引き戻す為の対策が必要です。

引きこもりの大きな原因の一つは統合失調症です

下記の症状は統合失調症の初期症状の例です

①夜眠れない(昼夜逆転の睡眠パターンに変化する事もある)

②強い不安を感じて、部屋に閉じこもるようになる

③考えがまとまらなくなり、会話や口数が少なくなる

④日常生活に無関心で、身なりを構えなくなる

⑤他人に疑い深くなり、急に性格が変化する

⑥イライラしやすくなり、人間関係に問題が起こる

⑦集中力が低下して、成績が急に下がる

⑧奇妙な話し方や奇異な行動をとる

例えば突然に学校へ行かなくなり、部屋に引きこもって、服も着替えず、また歯磨きもしない、顔も洗わないなど、周りの人が見て理解に苦しむ不可解な行動をとるようになったときは、統合失調症の可能性があります。

統合失調症の初期症状の特徴は、考えがまとまらなくなって、強いこだわりと偏ったとらわれが前面に出てくることで、このようなことは誰にでも成長の過程で一度は出ることです。

私はこのような思考の変化は、個人の脳から社会の脳へと脱皮して成長する過程で何らかの障害が起こっているのだと考えています。

上記のような統合失調症の初期症状を見逃さず、本格的な発病による厳しい状態を迎える前に、適切な対応と治療を行う事が大切だと思われます。

 

 

◎引きこもりの原因は、大脳皮質の高次機能の障害だと考えることができます。上の図のように、人類の脳が最後に獲得した高次機能は、社会脳の機能ですが、この機能が損なわれることが、引きこもりの原因だと考えられます。

◎小中学生のうちは、行動範囲が狭く、人間関係も複雑ではないため、さほどギャップが広がりません。ですから、子どものうちに専門的な精神科、心療内科に通院する動機付けを行って、早期から対応する事が一番大切です。高校生、大学生、社会人になっていくと、自我が強くなって家族や他人の意見を聞かなくなるため、治療への動機付けも得られにくくなり、家族が治療に向けて根気よく話しあう負担が大きくなります。

◎暴力的な行動に出る場合、子どもが家具や家を壊すのは、家具や家が反撃してこない、弱いものだと思っているからです。なかでも自分の部屋や家具を壊すのは、誰にも怒られないことが繰り返されたからでしょう。このように暴力は多くの場合、自分より弱いものに向けられます。最初は家具や道具、次に兄弟や母親という順です。その間、誰の反発も受けないでいると、さらにエスカレートして、父親や第三者に暴力をふるう場合も出てきます。いらだちを家具や道具にぶつけはじめたら、放っておかず、暴力はいけないことだと、最初から強力に自覚させておくことが必要です。大人になってから自宅で暴れると手がつけられなくなるので、警察や交番に通報して援護を求めたり、地域の民生委員さんに手助けをお願いするように、日頃から近所との連携を密にしておくことも必要です。

結局大切なことは、早期から周囲と連携して治療すること!

①不登校引きこもりは、子どもが若い時期に治療に向かわせる

②近所や周囲に隠そうとせず、むしろ助けてもらう気持ちで接する

③重大な精神疾患や発達障害が隠されているケースも多いので注意

④親や家族が指導的立場を発揮できる状況を保つことが大切

⑤本人への治療の動機付けは根気よく連絡を密にとって進める

⑥公的な機関、民間団体、親の会などに助言を求めるのも良い方法

※落ち着いて考えられる場所、悩みをうちあけられる相手をみつけましょう※


◎それが状況の打破にむすびつきます。居場所ができて心が落ち着くと、外出する勇気が出てくるほかに、将来に 希望をもてるようになったり、周囲の人を信頼できるようになっていきます。


◎状況が全体的に好転して、心身ともによい状態になっていくのです。そうすると安心できる居場所も広がってい き、その流れが社会復帰へとつながります。


◎相談機関のなかでもっとも多様性があるのが、自助グループや親の会など、民間団体です。同じ境遇で苦しんでいる人たちが集まるため重荷がとれます。また、人の意見を参考にすることもできます。民間団体には、さまざまな形態があります。不登校・ひきこもり専門のグループだけでなく、心の問題全般、子育て相談など、活動内容はさまざまです。


◎それらのグループを利用するときには、数多くの組織から、白分たちにあうところを探さなければいけません。民間団体はそれぞれに対応や費用が異なるため、個別に確認しないと、希望にあうかどうか判別できないのです。

家族ががんばるのはもちろんですが、ほかの人にもがんばってもらいましょ う。教師、医療機関、友達などに協力してもらい、みんなで子どもの人生を支援します。

*家族
家族は周囲の人に事情を説明したり、対応策を相談したりして、子どもの支援態勢をととのえましょう。
*友達
仲のよい友達ができると、状況が一気に改善する場合もあります。小中学生の場合、年上の人と遊べるようになると良いと思います。
*医療機関
身体症状があったり、思考・言動の偏りが強い場合は、本人に治療の動機付けをして、医療機関で心身の状態を改善することが出来れば良いでしょう。
*公的機関
保健所や精神保健福祉センターでは、無料で相談ができたり、関係機関を紹介してもらえたりできます。
*民間団体にも、不登校・ひきこもり対応の専門家がいます。このような民間団体を訪れ、学校や医療機関への関わり方を相談するのもいいでしょう。

子どもの多動の悩み

①幼児期の多動は決して珍しいことではありません

②学童期までに学校教育に順応できる落ち着きを身につけましょう

③自分たちだけで抱え込んだり隠したりせず早期から周囲の援助を求めましょう

家族ががんばるのはもちろんですが、ほかの人にもがんばってもらいましょ う。教師、医療機関、友達などに協力してもらい、みんなで子どもの人生を支援します。

*家族
家族は周囲の人に事情を説明したり、対応策を相談したりする。子どもの支援態勢をととのえて下さい。
*友達
仲のよい友達ができると、状況が一気に改善する場合も多いので、小中学生の場合、特に落ち着きのある年上の人と遊ぶのもいいでしょう。
*医療機関
多動性を改善する内服薬も状況によっては有効な治療手段になりますので、是非一度専門家に相談されると良いでしょう。
*公的機関
保健所や精神保健福祉センターでは、無料で相談ができたり、関係機関を紹介してもらえたりするので、利用しましょう。

このようなでお困りの方は、ぜひ私たちにご相談ください。